私たちの目指すこと

新聞やテレビの中国報道で、私たちは国の政治や経済の現状や課題の一面は知ることができますが、そこに生きる人たちが実際に街や村でどんな暮らしを営み、何に笑い、何に怒るのか、暮らしの息づかいを感じ取ることはできません。

そもそも13億の人口、56の民族、そして巨大なヒエラルキーから成り立つこの国の人たちを知るには、中国はあまりに広く複雑です。

ひと言で語ることのできない中国人と中国社会。

一方、中国大陸に暮らす日本人の誰もが、その属する中国人社会でその人だけの中国人との出会いを経験しています。

Billion Beatsでは、ブロガー達が中国人との出会いのストーリーを思い思いの手法で発信していきます。ストーリーの集積の結果、「中国人」へのイメージとは異なる中国人のリアルな側面を浮き彫りにすることで、直接出会い、理解し合うことの価値と可能性を伝えます。

同時に、集積したストーリーをもとに日本人と中国人が個人と個人として直接出会う交流プロジェクトを展開していきます。

地球が小さくなり国家が個人に与える影響が薄まる中で生きていく21世紀の日中の未来世代が、政治を超えて健やかに出会い理解し合っていく場を創造すること。

これがBillion Beatsの目指すゴールです。




パートナー&運営

三宅玲子 | ノンフィクションライター
西村友作 | 対外経済貿易大学副教授
大内昭典 | 日系事業会社香港勤務
高山剛  | フォトグラファー

アドバイザー

松野豊  |清華大学野村総研合同研究センター副理事長
陳言   |ジャーナリスト
勝又依子 |翻訳・通訳 
鳥本健太 |現代アートプロデューサー
山本達郎 |ネット広告会社経営




三宅玲子

Reiko Miyake

中国人の友達が3人できたとき、背景も仕事も性格も共通点があまりに少なくて、この人たちをサンプルに「中国人は」と説明するのはムチャなことがわかりました。Billion Beatsの中国人ストーリーひとつひとつに、その人だけの笑いあり涙ありの人生が描かれています。「中国人という前にその人個人なんだよね」というあたりまえを、新しいストーリーをアップするたびに私も思い知ります。ストーリーにはステレオタイプを超える力があり、隣の国の人に「会いたい」気持ちを刺激してくれます。


西村友作

Yusaku Nishimura

「事実」というパーツを一つずつ組み合わせる事で、初めて「真実」という全体像が見えてきます。隣人のリアルを紐解くパーツ。Billion Beatsで見つけてください。

大内昭典

Akinori Ouchi

29歳まで日本でフツーに過ごし、好奇心から中国大陸に飛び込んだ私は、現地のMBAを取得後、今は北京で「中国どっぷり」の生活を送っています。Billion Beatsでは在中の私のようなフツーの日本人が仕事や日常生活で出会うフツーの中国人を取り上げていますが、読むとちょっと驚きがあるかもしれません。日本の中国報道からは伝わってこない等身大の中国人や中国社会を知ることで、誤解や偏見をなくし、両国の絆を深めていければと願っています。

高山剛

Go Takayama

その土地を訪れ、そこに暮らす人たちに出会うことで始めて自分の考えが偏っていたと気づかされることが多いです。まずは赴き目で見て耳で聞くことが大切だと心がけています。偏見ではなく体験を通して、人との交流に取り組んでいきたいと思います。


松野豊

Hiroshi Matsuno

長い交流の歴史があるとはいえ、日本と中国は、政治体制から生活慣習に至るまで大きな違いがあります。しかしよく見ると、どちらにも日常の些細な出来事に喜び悲しむ生身の人間がいることに気がつきます。Billion Beatsは、日中双方が「活き活きとしたストーリー」を語り合う交流サイトです。みなさんがこのサイトを訪れ、ふと何かを感じ取ってもらえればとてもうれしいです。

勝又依子

Yoriko Katsumata

家族でも、恋人でも、友人でも、真に理解しあうことは難しい、いや、そもそも無理なのだと思ったりします。それが他人だったら尚更です。でも、どんな関係にせよ相手を知っておいた方が良さそうです。理解できなくても、ただ知っておく。「やっぱり違う」でも「この部分だけは共感できる」でも。Billion beatsが互いの「へえ〜そうなのね〜」を増やすことができれば嬉しく思います。

鳥本健太

Kenta Torimoto

2004年に中国に来て以来、沢山の中国人と出会ってきました。彼らとのコミュニケーションを通じて、様々な場面で、ついつい一元的なモノの見方をしがちな自分に気づかされます。是非多くの人に、このBillion Beatsでブロガー個人個人の視点で紡がれるストーリーから、この広い中国の、そして13億人の中国人の『多様性』を楽しんで頂けたらと思います。

山本達郎

Tatsuro Yamamoto

日本では周りと少しでも違うといじめられたり、それを苦に自殺を図る子もいます。しかし、中国に来れば人と違うのは当たり前。夢や目標を持って頑張る力が、この国にはあります。両国が理解しあうことで、相互に高めあうことができます。より多くの人が交流する、往来する、友人を作ることで、距離を近づけ、未来を明るく、世界を元気にする。Billion Beatsがそのきっかけとなれば幸いです。