台北にはMRTという地下鉄があります。このMRT、長所がたくさんあるのです。
台湾大学最寄り、公館駅構内。いつ来ても清潔で心も洗われるよう。
1.清潔!
まずはとても清潔であること。MRT駅構内では飲食禁止!改札手前に黄色のラインが引いてあり、その線を越して飲食をした場合は罰金に当たります。水すら飲んではいけません。そのため駅構内でゴミが落ちているのを見たことがありません。落ちていても清掃員の方がすぐ綺麗にして下さっているのかも。平均して東京の地下鉄より清潔だと感じます。
ちなみにトイレもすごく清潔(笑)こちらも清掃員の方が一日何度も清掃して下さっているようで、いつ利用しても手入れが行き届いています。外出先でトイレを使うならMRTの駅へ行くのが一番便利かつ快適です(笑)
2.便利!
次にとても便利であること。数分に一回の頻度で深夜まで運行しており、MRTのお陰で台北内の移動はスイスイ♪路線は全部で1~5番の5つしかなく、赤・青・黄・緑・茶と色分けまでされているので、乗り換えもラクラク♪
しかもどこまで行っても最大30元(約100円)しかかかりません。さらに台湾のSuica/PASMOなる「悠遊カード」(英語名:EasyCard)を使えば割引も!近くの駅までであれば、学生用悠遊カードで最安16元(約50円)!高いときは1000円近くかかる東京の地下鉄と比べると天国です。
そして一度までならチャージ額が足りなくても「マイナス」扱いとなって改札を抜けることができるのです。チャージ額が足りずに「ピーピー」と改札に阻まれてしまうのは、特に急いでいるときはイライラするもの。こうした便利な仕組みも台湾ののんびりした文化に合わせたものなのかもしれません。
3.譲り合い!
最後になんといっても一番のMRTの良いところは、台湾人のゆずり合い精神を垣間見えるところだと思います。MRTの車両には優先席が多いです。そのためご老人・妊婦さん・小さな子供連れに席をすぐに譲る文化が根付いているように感じます。席を譲るだけでなく、時につり革や手すりまで譲ってあげます。
例えば、先日台湾人の友人とMRTを利用した際の出来事。夕方帰宅ラッシュで混み合っている車内におばあさんが乗り込んできました。人込みと電車の揺れで足元がふらつくおばあさん。すると友人が「ここなら手すりもあるし立ちやすいですよ、どうぞ。」と自分が立っていた場所をおばあさんに譲ってあげたのです。友人の優しさに驚き感動した私は、「優しいね~、席は譲ったことあるけど、場所までは譲ったことないなあ(笑)」と一言。それに対し「台湾では珍しいことじゃないよ。」とにっこり。
けれど、時に私の中国語の先生の体験談のような笑えるエピソードも。MRT車内にお腹の大きい女性が乗車し、席に座っていた先生の目の前に立ちました。きっと妊婦さんだろう、妊婦さんをしかも目の前に立たせてしまうわけにはいかない、と考えた先生は「立つのは大変でしょうから座ってください。」と席を譲ろうとしました。ところがその女性は「どうして席を譲るんですか?」と少し怒った様子で次の駅で下車。妊婦さんなのか、それともお腹に脂肪を蓄えていただけなのか…。こうしたこともあるので席を譲る時は少し注意が必要かもしれませんね(笑)
いずれにせよ、こうして当たり前のように譲り合いが出来るのは素晴らしいこと。日本の電車・地下鉄も清潔で便利でサービスが行き届いているけれど、満員電車に揺られ疲れたサラリーマンに優先席で寝たふりをするのを許してしまうのは少し残念。日本でも恥ずかしがらず譲り合える文化がもっともっと根付けば良いなと感じます。
こぼしたタピオカミルクティーの話
台湾といえば“美食”ですが、中でも台湾美食の代表とも言えるのがタピオカミルク・タピオカミルクティーかと思います。日本のタピオカミルク/ティーは小さな一杯400円もくだらない程高い上に、タピオカは固くてまずいことが多い…と良い所無しなのですが、反対に台湾のタピオカミルク/ティーは、安いものでは400~500mlの一杯が35元(約100円)、タピオカは柔らかくて甘くてとっても美味しいです。
種類は黒糖ミルクから王道のミルクティーまで豊富な上、通常の飲料店では自分の好きなお茶に「加珍珠(タピオカ追加してください)。」と頼むと、追加料金5元~10元(約20~30円)でタピオカを入れてもらうことができます。
砂糖と氷の量も自分でカスタマイズ。通常、種類を選んだ後は、「甜度冰塊呢(甘さと氷の量はどうしますか)?」と聞かれます。お店によって多少の違いはありますが、甘さのレベルは「全糖(100%)」→「少糖(75%)」→「半糖(50%)」→「微糖(25%)」→「無糖(0%)」の5段階、氷の量は「正常冰(通常)」→「少冰(少な目)」→「去冰(なし)」の3段階であることが多いです。つまりタピオカミルク/ティーの可能性は無限大なのです。
さて、そんな良い所ばかりのタピオカミルク/ティーですが、蓋が薄く取れやすいのが唯一の欠点。(蓋にストローを突き刺して飲むので、蓋の作りが簡単になっているのは当然なのですが。)先日は授業に遅刻しそうだったため、大急ぎで買ったタピオカ抹茶ミルクティーを鞄につっこみ教室へ。滑り込みセーフできたのは良かったものの、案の定鞄に入れたタピオカミルクティーの蓋が全開になっており、鞄の中は抹茶ミルクとタピオカの海に。鞄と持ち物を洗うのに必死で授業どころではありませんでした。
さらに、先日帰宅途中にタピオカミルクティーを買い、自転車にまたがろうとしたところ、重い荷物とのバランスが取れなくなりまさかの転倒。同時に買ったばかりのタピオカミルクティーも全部道路に流れゆく悲劇が。するとお店に並んでいたほかのお客さんが「你還好嗎(大丈夫ですか)?」とティッシュを差し出してくれたり、姿勢を立て直す間に荷物を持ってくれたり。こぼしたタピオカミルクティーのお陰で台湾人の優しさに触れることができました。けれどもう二度とこんなおっちょこちょいはしたくないものです(笑)
今日のお昼はヘビーな豚カツとお代わり自由のキャベツをたっぷり。夕飯は抜きにしようと思っていたのに、Billion Beatsの記事を書いていたら小腹が空いてきてしまいました。そこでお気に入りの“素食自助餐”のお店に行って野菜たっぷりの夕飯を取ることに。“素食”とはベジタリアンの食事のこと、“自助餐”とは文字通り自分で食べたいものを取るバイキング形式のことです。ベジタリアン用なので肉・魚のおかずはありません。けれどタンパク質をしっかり摂れる豆腐を使ったおかずや、揚げ物類もあります。台湾のご飯は美味しいけれど脂っこく野菜が少ないものが多いので、最近は現地の人たちも野菜不足解消のために素食自助餐をよく利用しているそう。(野菜のおかずでも脂っこく炒めてあるものが多いのですが…)
お気に入りの素食自助餐のお店。たくさんのおかずが乗ったテーブルの周りをぐるぐる回りながら、どれを取ろうか悩むのも至福の一時
好きなおかずを選んで取った後はレジへ。パックに入れたおかずの重さを量ってもらい、その重量によって値段が決まります。一杯10元(約30円)で、白米または雑穀米のご飯も付けられます。スープは飲み放題ですが、味はとても薄く具も少ないので、スープというよりはお湯に近いです(笑)。寮付近にあるもう一軒の素食自助餐では、ご飯は白米・玄米・五穀米・お粥の4種類から選べ、スープも味が濃く具がたくさん入っています。正直そちらのお店の方がおかずの種類も多くてかつ美味しいのですが、味を凌ぐ良さがこのお気に入りのお店にはあるのです。
まずは驚くべきお会計方法。このお店ではおかずだけでなく、お釣りも“自助”。カウンターの上に置かれた籠の中の小銭を自分で取ります。店員さんはお釣りがいくらなのかあまり気にしていない様子で、お釣りがいくらなのか教えてくれないことすらあります。悪い人であれば、誤魔化してお釣りを多く取ることも簡単にできてしまう仕組みです。それほどお客さんを信頼している証拠なのかもしれません。
そして一番の魅力は店長のおじさん。留学を始めて1週間、中国語で料理の注文をするだけでもものすごく緊張していた頃、初めてこのお店を利用しました。慣れない手つきでおかずを取り、そのおじさんのいたレジへ。とても緊張しながらパックを差し出すと、「你是日本人嗎(君は日本人)?」と私でも分かる位のゆっくりしたスピードで尋ねて下さいました。質問が理解できたことが嬉しくて、でも緊張でどきどきしながら「對(はい)。」と何とか答えると、「我喜歡日本跟日本人(僕は日本と日本人が好きなんだよ)。」とにっこり。それ以来すっかりこのお店とおじさんのファンになってしまったのでした。
留学を始めて4か月、久しぶりにこのお店を訪れた今日も、レジにいたのは店長のおじさん。記事のために写真を撮ってもいいか、と尋ねると「拍照不要花錢喔(写真撮るのはタダだからね)。」(私が聞き取ったままを書いているので、中国語は間違っているかもしれません)とにこにこしながら快諾して下さいました。
お客さんを信頼し、笑顔を絶やさない素敵な店長さんと、少し味は劣るけれど何故かまた食べたくなってしまうおかずの数々。これからもお得意様でいさせてください。
台湾留学を始めて4か月。この4か月でかなりの中国語の伸びを実感していますが、上達の大きな助けとなったのは、やはり台湾大学の中国語の授業でした。
台湾大学では、留学生はほとんど全員が中国語のクラスを受けます。そのため学期の始めにクラス分けテストが行われ、その成績に従って9つのレベルに分かれます。更に、週5日・毎日朝8時10分~10時の朝のクラスか、週4日・夕方18時25分~21時5分の夜の授業のどちらかを選びます。日本の大学で中国語だけは成績が良かった私は、上のレベルの授業を受けられるかと期待していたのですが、なんと下から数えて2番目のクラス。スピーキングのテストで「你喜歡晴天嗎(晴れの日は好きですか)?」という質問すら聞き取れなかったので当然の結果です。朝に比較的強く真面目な性格の多い日本人は大抵朝のクラスを取るのですが、私は他の授業の関係上、夜のクラスを受けることにしました。
そして迎えた初めての授業。生徒8人中、唯一の日本人、かつ台湾人の先生を除けば唯一のアジア人。他のクラスメイトはアメリカ、カナダ、ドイツ、ドイツ、チェコ、スペイン、スペイン、と強烈な顔ぶれ。また、授業のスピードもゆっくりゆっくり。先生:「捷運(地下鉄)、再説(後について言ってください)。」生徒:「じえーゆんー(ゆっくりゆっくり発音)」。そして宿題はまさかの漢字の書き取り練習。全て大学の授業で習ったものかつ日本語と同じ漢字でした。更に驚いたことに、授業中にドイツ人とスペイン人の一人が「速すぎるし難しすぎる!」と抗議し始めたのです。典型的な純日本人で西欧人と話すのが苦手だった私は、クラスで孤立してしまうのでは、と初回の授業から先が思いやられていました。
けれど、そんな異文化空間で授業を受けているうちに、私自身が根本から変わって行ったように感じます。ポジティブで細かいことは気にしないクラスメイトたち。遅刻しても、テストでどんなに悪い点数を取っても、ジョークを飛ばし合い、先生を困らせては楽しんでいました。先生もそんな生徒たちに負けじとジョークをかまし、中国語の「壞話(スラング)」の質問にもセンスの光る例文を用いて解説。最初の数回は消極的に縮こまっていた私も、次第に授業中に冗談を言い先生に怒られたり、恋愛相談に乗ってもらったり、リクエストに応じて壇上でダンスを披露したり…(笑)授業後に飲んでおしゃべりするのも習慣化していました(笑)クラスメイトとは英語で話していたので、1学期の授業が終わる頃には英語も中国語もどちらも上達。
海外旅行をするのは約20年ぶり、英語も中国語もちんぷんかんぷんの父。何度か訪れるうちにすっかり台湾の大ファンになってしまった母に、連日台湾旅行を薦められ、そんな父もしぶしぶ腰を上げ可愛い娘に会いにやって来ました。現代の情報に疎いかつ海外慣れしていない父が一人でやってくることが心配で心配で、ホテル探しからスケジュールの管理から、何から何までツアー会社並みの事前準備を重ねていた娘と対照的に、父は完全に休日モード。何も考えずにふらふらと遊びに来たのでした。娘の悪い予感はすぐに的中。時差を考えていなかった父は、待ち合わせ時間を日本時間と勘違いし、1時間空港で待ちぼうけ、更に日本で登録してきたはずの無料WiFiサービス、「Taipei-free」が使えないと文句を言い出し(使えなかった原因は日本で最終登録認証をしていなかったため)、挙句の果てにホテルの予約が1日ずれているという始末。旅行始めから寿命が縮む思いの娘でした…
けれど、そんなダメダメの父から学んだこともたくさんありました。半年間台湾で過ごすうちにすっかり台湾の社会と文化に慣れ、忘れつつあった日本のそれらを思い出すことができたのです。例えば、スーツケースを押して歩く父のために道を開けてくれたおばさんたちを見て、「日本だったら絶対道開けないよなあ。」とぽつり。
そして、サービスよりも店の回転率を重視している、営業スマイルなどとは無縁な飲食店員の対応に対して、「店員と目が合わないなあ、日本だったらレジに並んでいて自分の番が来たら、絶対店員が目を合わせてくるもんなあ。」と面白い指摘。更に、「台湾の物価は安いけど、日本はお金でサービスを買うからなあ、それはそれで大事だ。」とサービス業界で真面目に働く日本人らしい一言。父の発見と一言で、細かいことは気にしないゆるゆるの台湾で暮らすうちに薄れていた、日本人のアイデンティティを見直すきっかけになりました。
台北101(台北のシンボルタワー)、士林夜市(台湾最大の夜市)といった観光地よりも、建物の簡素な作り、自動車や原付バイクの種類、うねうね曲がった南国の植物の生え方、学生宿舎の細い蛍光灯…といった変わったものに興味津々の父でしたが、台湾の料理の薄い味付けや、YouBike(台北の至る所で利用できるレンタル自転車)の乗り心地はやはり気に入った様子。2日間を終え、文化があまり進んでいない、海外だから治安が良くない、衛生的に良くない、サービスの質が低い…などの偏見を持っていた父も、日本とは違った台湾の良さと、娘が自分の性格に合った、治安も良い台湾の地で楽しく生活していることを知ってくれたようでした。搭乗手続きに手間取って、帰りの飛行機に遅れそうになった、最後までどこか抜けているお父さんも、この旅を通して、また台湾に来たいと思ってくれていますように。でも次はちゃんと自分で調べて、可愛い娘にあんまり心配かけないようにね!
日本にいるときも台湾に来てからの今も、“台湾と言えば…”という話題になると、ほぼ100%出てくる「台湾人男子って優しいよね」のフレーズ。半年間台湾に住んでその評判は正しいと確信しています。(もちろんたまーに例外もあるけれど)
・台湾人友人Aくん
親からもらったマンゴーを一緒に食べようと誘ってくれたAくん。食べる食べる!とノリノリで返事をすると、さっそく学生寮の前まで、丁寧に紙袋に入れたマンゴーを持って来てくれました。紙袋の中を覗くと、タッパーの中に一口サイズに綺麗に切られたマンゴーが!しかも2人分の爪楊枝まで用意してくれていました。シーズンの甘くてジューシーなマンゴーを食べさせてもらった後、感謝の気持ちを込めてタッパーを洗って返すと、「あ、俺が自分で洗うから大丈夫なのに、わざわざ洗ってくれてありがとう!」と逆にお礼されてしまった程!
・目の前に立っていたお兄さん
先日、地下鉄ストリートダンスバトルなる、ダンスのコンテストの決勝戦を観に行きました。毎年恒例のコンテストで知名度も高く、炎天下でも大勢の観客が。私は開始時間に遅れてしまったので、仕方なく席の後ろで立ち見をしていました。コンテストも後半に差し掛かったころ、立ちっぱなしの足の疲れを取るために屈伸していると、突然目の前のお兄さんに声をかけられました。「前の席が一つ空いたから座りなよ!」と。お兄さんも立ち見でしたが、すぐ目の前が座席のある場所だったため、空席をすぐに発見できたのでした。お兄さんもずっと立ち見で疲れているはず、しかも連れはいないようだったので、座りたければすぐに席を確保できたはず。それでも見ず知らずの私に席を譲ろうとしてくれた心の優しさにきゅんきゅんでした。結局、「ありがとうございます!でも大丈夫です(にっこり)」と言って席に座らなかったのは、お兄さんの近くで観戦していたかったから(笑)
・人気水餃子店の店員さん
さすが人気店!夕飯時にお店に着くとそこにはもうすでに長蛇の列が…お腹を空かせてしぶしぶ列の最後尾に着くと、店員のお兄さんがお客の数を確認しにやってきました。すると、私たちを見て「日本人でしょ、前においで」と先にお店に入れてくれたのでした。並んでいたほかのお客さんに申し訳ない気持ちになりながらも、日本人特別サービスに思わずにんまり。
台湾に来て一番文化の違いを感じているのは、台湾人男子のこうした優しさと日本人男子のクールさとの違いかもしれません。台湾人女性と日本人女性の違いも、男性の目線から是非聞いてみたいものです(笑)
前回の記事で台湾人男性の優しさについてご紹介しました。その中で、台湾女子の間で「お姫様病」(男性に優しくされることに慣れ、お姫様みたいにふるまってしまう病気)が流行していると述べました。確かにお姫様病の感染力は脅威だけれど、お姫様になった台湾女子だって、台湾男子に負けない優しさや魅力に溢れています。今日はそんなステキ台湾女子についてたっぷりご紹介。
💛ほめ上手
台湾の女の子たちはほめ上手。日本では、多くの女の子がおしゃれにメイクに毎日気を遣い、自分の容姿磨きに余念がありません。台湾の女の子はというと、熱い気候も関係しているのか、メイクは薄め、服装にもそこまでこだわっていない様子。だから日本ではごく普通の普段着でも、ひらひらしたスカートだったりピンク色のカーディガンだったり、ちょっと女の子らしい服装をするだけで、「今日の服かわいいね~どこで買ったの~?」と話題にしてくれます。
さらに、台湾に来てからというもの、「みなみはかわいい」というお世辞でも嬉しいほめ言葉を度々頂くようになりました(照)日本での20年間、「かわいい」なんて言われたのは1回、2回…両手で数え切れてしまう数の少なさ(泣)思っていても口になかなか出せないのが日本人。友達同士でも相手を褒めるのは少し恥ずかしいものですが、台湾女子は思ったことを素直に出せる人が多いように思います。そんなほめ上手な友人たちのお陰で、ずっと自分の容姿が大嫌いで、全く自信がなかった私は、ちょっぴり自分に自信が持てるようになりました。褒められて伸びるタイプなので女磨きにも熱が入ります♡(笑)
💛男子に劣らずやさしい
台湾男子にいつも優しくしてもらっているからか、台湾女子も優しい子ばかり。どんな質問や相談にも真剣な顔で応えて全力で助けてくれるのに、私が少しお手伝いをすれば、申し訳ないくらい沢山のありがとうを言ってくれます。
そして台湾男子同様、食べ物を惜しみなく分けてくれる✨
お世話になっているインターンシップ先の同僚の皆は、度々お菓子を持って来たり買ってきたりして「どうぞ~」と配ってくれたり、お昼ご飯を食べに行っては「食べる?」と自分が頼んだものを一口くれたりします。先日は同僚の一人が別の同僚にもらったケーキを、綺麗に4つに切って、お皿に載せて、フォークを添えて、あげた本人と私たちに分けてくれたのです。食べ終わった後はお皿まで洗ってもらっちゃいました。「一人で食べるより、皆で食べたほうが美味しいでしょ」のシェア文化、日本も輸入したらいいのに。
💛美脚
こんなに美味しいものばかりなのに、脚がほっそり・まっすぐすらっとしている女の子が多いです。私の脚は筋肉質でムチっとガチっとしているので、脚の綺麗な女の子を見かけるたびにうらやましいなあとつい見とれてしまいます(笑)
台湾と言えばやっぱり美食だけれど、最近台湾美女も話題になっているようです。“台湾といえば優しい・かわいい台湾女子”となる日もそう遠くないかもしれません♡
記事を書いている今日9月11日は、6月末から2か月半にも及ぶ夏休み最後の日。
現実逃避する代わりに夏休みを振り返って、明日から再開する授業に備えたいと思います…
🌴中国語!@師範大学
台湾に留学している今中国語を学ばずしてどうする!ということで、約2か月間、国立師範大学の語学学校に通いました。8人の少人数クラスに、毎日かわいらしくおめかしして来る笑顔もキュートな先生。中国語学習歴の長いクラスメイトから刺激を受けて、1日3時間、みっちり勉強したお陰で、我ながら伸びを実感できました。けれど隣の席のカナダ人のクラスメイトは、発音はほとんど完璧(そして声もかわいい)、筆記テストは毎回95点以上(筆記は得意なはずの日本人の私は平均80点くらい…)、無遅刻無欠席、奨学金生、私が休んだ授業のノートを全て写真に撮って送ってくれる、という非の打ち所の無さ。「将来は台湾で英語の先生になるの。」と将来をしっかり見据えて真面目に勉強する彼女にはとてもとても敵いません。上には上がいるもんだ~✨
🌴はじめてのインターン
国際教養大学では留学中にインターンシップをする人が多いです。そこで私も友人から紹介してもらった留学コンサルティング会社でのインターンを始めました。台湾人の社員に中国語でひらがなから日本語を教えたり、中国語の翻訳をしてみたり、新しい企画を提案したり…留学生として留学のお仕事にどうやったら上手に貢献できるだろうと試行錯誤。新企画がなかなか進まなかったり、時間のことで怒られてしまったり、失敗もたくさんするけれど、同時に夏休み前はただ楽しいだけだった留学にスパイスを加えてくれています。
🌴第2の地元秋田を売る
7月中旬に行われた、第2回Touch The Japanというイベントで、国際教養大学の地元・秋田県のブースのお手伝いをさせていただきました。お客さんに、中国語でお土産に関するアンケートの協力を呼び掛けるのが主なお仕事。第2の故郷に少しは恩返しできたかしら…(ちなみにイベント同時開催の「(台湾人限定)浴衣美人コンテスト」なるものに何故か参加させられ、結果は見事、予選敗退(笑)とほほ)
🌴アメリカが台湾と日本を繋ぐ
7月末、カリフォルニア大学バークレー校(UCB)で行ったアルバイトがきっかけで、UCBを卒業後、台湾大学の大学院で学ぶ台湾人学生と仲良しに。お陰で友達の輪がぐんと広がり、年上の友達もたくさん増えました。研究や仕事を頑張っている彼らからは良い刺激をたくさん受けるけれど、一番よく一緒にしているのは卓遊(ボード・カードゲーム)。
🌴踊る
台湾大学のダンスサークルが実施する2つの夏合宿に参加。さらに台湾で実施された国際会議の企画の一つとして、AKB48のダンスを外国人参加者に教えたり、K-popダンスを披露したり。8月の頭は連日踊りまくり、激しい筋肉痛と戦っていました💃
🌴台南・澎湖旅行
8月第2週と最終週には、それぞれ3泊4日で台南と澎湖へ旅行に行きました。それぞれの印象を一言で表すなら、台南は「お財布にも人にもやさしい観光地」、澎湖は「絶景ビーチと船船船」といったところ。どちらも時間ののんびり流れるとっても良い所でしたが、日焼けと食べ過ぎと食中毒にはご注意ください☠
🌴空を飛ぶ
先週には人生初パラグライディングを体験。3分間空を飛んできました。次はバンジージャンプに挑戦せねば!!
🌴「吉トカ」
「きちとか」と書いて「ジブリ」、台北で今週末まで開催されている「吉トカの動畫世界」(ジブリ映画の展覧会)へ。開催終了間近なのに入場制限がかかっているほど!ジブリ映画の名シーンを形にしたオブジェや、壁に中国語で書かれた名ゼリフの数々など、「吉トカ」ファンにはたまらない展覧会でした♡こうして日本のものが台湾人の間で喜ばれているのを見ると、ついつい誇らしくなってしまう日本人留学生です。
🌴「ほのぼの」連載スタート!
そしてBillion Beatsでの連載を始めさせていただいたのも、この夏休みの大きな収穫。毎週一度1000字以上の上ボリューミーな記事を書くのはけっこう大変だけれど(笑)、題材を探す中で、何気ない日常に面白味を発見できるようになりました。
これからも「ほのぼの」、応援よろしくお願いします。
今週末、夏休みアメリカで知り合った、香港系アメリカ人の友人、リアーナが台湾へ遊びに来ました。台風16号の影響で仕事も学校もお休みになった17日の朝、リアーナのお母さんの親友、「ロキおじさん」からリアーナに電話がかかってきました。ロキおじさんは台湾人、ところがリアーナはアメリカで育ったので中国語がほとんど分かりません。ロキおじさんの話す中国語が聞き取れず苦戦している彼女を見てかわいそうに思った私は、通訳を申し出ました。ロキおじさんが言うことには、「せっかく親友の娘が台湾に来ているのだからぜひ会いたい、今は台中にいるけれど、これから台北の家に戻るから、午後にでも会えないか。」とのこと。台風休暇で何もすることが決まっていなかったので、その日の午後にロキおじさんに会うことにしました。「またあとで連絡する。」と言われ電話を切ると、「今いる場所の住所を教えてほしい」とFacebookに連絡が。リアーナは私の住む宿舎に荷物を置いていたので、宿舎の住所を教えて、台湾大学付近の散策に出かけました。
すっかり午後に会うつもりで、のんびり散策を楽しんでいた午前11時ごろ、リアーナが携帯を見ると、ロキおじさんから「今宿舎の前にいるけれどどこにいるのか。」との連絡が何件も溜まっていました。慌てて電話をかけ謝ると、「我一直在等妳們。(ずっと待っているから大丈夫)」とのこと。電話越しのおじさんの声や口調はなんだかとても怒っているようで、私たちは大急ぎで待ち合わせ場所へ向かいました。
その途中でリアーナに、「ロキおじさんはお母さんの親友なんだよね、わざわざこうやって会うくらいだし、小さいころからお世話になっているの?」と聞くと、「ううん、たぶん一回くらいあったことはあるけど覚えてないなあ、実は顔も分かんないんだよねえ(笑)」とのこと。言葉が通じないのというのに、私がいなかったらどうするつもりだったのやら…
きっとひどく怒られるのだろうとドキドキしていると、怒っていないどころかとっても嬉しそうなロキおじさんが出迎えてくれました。喫茶店でコーヒーとランチをご馳走になる間、私は中国語を英語に、英語を中国語に、をひたすら繰り返し、初めて会うロキおじさんとリアーナがお互いに良い印象を持てるよう、頭をフル回転させました。英語も中国語も日常会話は問題ないレベルであるとはいえど、通訳がこんなに頭を使うものだったとは!!!ランチを食べ終わっても食べた感覚が全くせず、逆に脳が糖分不足を訴えているようでした(笑)日本生まれ日本育ち・純日本人の自分にとって、外国語を外国語で翻訳するのは初めての経験でした。すっっごく疲れたけれど、同時にとてもInterestingで感覺很不錯☺
その日の夕方、あいにくの台風で夕ご飯を一緒に食べる予定が中止になってしまいました。するとロキおじさんは“Outside the wind and rain. If you have to go out to pay attention to safety.”(風と雨が強くなってきたから、もし外に出るんだったら安全に注意するんだよ。)というメッセージをわざわざ送ってくれたのでした。
その翌日も、またその次の日も、リアーナとロキおじさんは再び一緒にお出かけ。その待ち合わせ場所と時間の連絡は私が代わりにやってあげました(笑)食べるのが大好きなリアーナのために、お出かけしている間ずっと、ロキおじさんは美味しい食べ物をご馳走して(魚フライ・蛇肉スープ・鶏のから揚げ・揚げ饅頭・ソーセージ・小籠包・お鍋…13時半から20時の間だけで2日分は軽く超す量だったとか…)、お土産に綺麗なインドネシアの伝統衣装までくれたそうです。そして私が授業の関係で一緒に来れないのが残念だ、とずっと気にかけて下さっていたそうです。
リアーナが、後でこんなことを話してくれました。「私のアメリカ人の友達も、台湾人はみんなロキおじさんみたいにいい人たちだって言ってた。私が空港へ向かうバス乗り場を探していた時も、台湾人のおじいさんに道を聞いたら、その人は英語がわからないのに、私が迷子になるのを心配して、優しく腕をつかんでバス停の見えるところまで連れて行ってくれたの。そのおじいさんもロキおじさんも、本当に良くしてくれて、みなみが言ってた通り、台湾大好きになっちゃった。」
心配性のロキおじさんの通訳と連絡係をするのはけっこう大変だったけれど、またこうして台湾の・台湾人の魅力を知ってくれる人が増えて、うれしい限りです。
夏から秋にかけて台風のシーズンを迎える台湾。その数は日本と比べ物にならないほど多く、威力も強いです。そんな台湾では、威力強い台湾の予報が出ると、その翌日は「台風休暇」となり、学校もお仕事もお休みになります(ガッツポーズ)✨今年1回目と2回目の台風休暇は、台風の進路がそれたため、威力が弱く、ウィンドーショッピングをしたり、友達と飲みに行くことのできた、素敵な休日となりました。(そんな台風休暇のことを、台湾人は「小幸運」と呼ぶそうです♪)
ところが、台風17号「梅姫」の影響で3回目の台風休暇となった9月27日は、外に出かける余裕なんてありませんでした。豪雨で辺りは真っ白、暴風で窓ガラスがガタガタ、バンバンと音を立てて鳴るのが半日以上続き、挙句の果てに、断水や停電が報道されるという始末。台風で身の危険を感じたのは今回が初めてでした。
さて、そんな台風休暇の前に必ずやることと言えば、食料の調達。私が住む台湾大学宿舎の隣のセブンイレブン(セブン)にも、台風休暇の前になるとレジ前に長蛇の列ができ、カップ麺や水が次々と売れていきます。私も「梅姫」に備えて、27日の朝早くに、約1日分の食料をセブンで購入しました。しかし「梅姫」の威力があまりに強烈なため、セブンの食料もどんどん売り切れてゆき…友人の話によれば、その日の夜にはほとんど品切れ状態であったそうです。
2日連続で台風休暇となった28日の朝、台風がようやく治まってきました。そこで品切れ覚悟でセブンに行ってみると、なんと通常通りの品揃えでいつも通り営業しているのです。外に全く出られないほど強い台風がさっきまで来ていたのにどうやって商品を運んだのか、不思議でならず、また皆台風休暇でお休みの中、朝早くから働いているパート・アルバイトさんたちにも感謝感激でした。
こちらのセブンが素晴らしいのは台風休暇に限ったことではありません。台湾ならではの便利なサービスが沢山あるのです。まずは写真2のような広々とした、まるでラーメン屋さんにいるかのようなユニークで綺麗なイートインです。「飲む」より「食べる」を重視する台湾人はあまりお酒を飲まず、夜お酒が飲める場所はあまり多くありません。そのため、夜になると留学生がお酒を飲みにたくさんやって来ます。どんなに夜遅くなっても多少うるさくても、全く文句を言われず、お酒やおつまみがすぐに安く調達でき、綺麗なトイレにもすぐ行ける(笑)、最高のお手軽飲み会スポットです。
更に、オンラインショッピングで注文した商品をコンビニのレジで購入することもできます。私も台湾の安くてかわいい通販サイトで買った服を、こちらのセブンに送ってもらい、レジでお金を払って受け取っています。実はこのサービス、夫に通販で物や洋服を買い過ぎだと叱られ、腹を立てた奥様方からのご意見を参考に、とあるファッション通販サイトが始めたものなんだとか。確かに、近くのコンビニで受け取れば、運ぶのもそこまで苦ではないし、旦那様に内緒でオンラインショッピングを楽しめちゃいますね(笑)
もちろん、日本のコンビニと同じサービスはほぼ全て提供してくれます。こんなに近くてなんでも揃うコンビニだから、美味しい食べ物がたくさんある台湾にいても、ついついコンビニご飯に頼ってばかり。それでも仕方がないと思ってしまうほど、世界で一番便利なコンビニは、ここ台湾の、宿舎の隣の、あのセブンイレブンではないかと思うのです。