台湾ほのぼの通信 第11回

2016年11月1日 / 台湾留学ほのぼの通信



(写真1: 師範大学夜市の「燈籠滷味」。具材がどれも大きく、150元でものすごいボリュームでした(お腹パンパン)。店長のお兄さんも気さくに話しかけてくれ、連日行列ができる理由がよく分かります。)




第11回「最強のおつまみ、滷味」

台湾といえばやっぱり「グルメ」。ということで、今回は私が今ハマっている台湾B級グルメ、「滷味(lu3wei4、るーうぇい)」をご紹介します。
一回ハマると、とことん追究するまでやめられない性格の私は、先月滷味の美味しさに気が付いてしまってから今まで、ほとんど毎日のペースで滷味を食べ続けています。

写真1にあるように、お店の前には野菜や練り物やお肉系の具材が所狭しと並べられています。写真左下にあるような籠とトングを使い、それらの具材から自分の好きな物を取ってお店の人に渡します。あとは具材を煮込み、特製ソースや辛いソース、野沢菜のお漬物のようなもの、ネギなどのトッピングをかけて混ぜてもらうのを待つだけ!

お店によって味付けや使う食材、トッピングは全く違います。既に煮込んであり、冷たく冷やされているもの、その場でじっくり煮込むアツアツのもの、胡椒ベースのもの…あのお店なら豆腐、あの屋台なら砂肝、といったようにお店によって違うお気に入りもできて、研究すればするほどその魅力に取りつかれてしまいます。



(写真2: 政治大学正門付近の丐幫滷味。店内にはイートインもあり、授業帰りの政治大学生たちが次々と訪れていました。)

台湾大学の付近だけでも滷味のお店が10件ほどはあるでしょうか。それほど台湾の方に愛されるB級グルメのようです。

以下、私が研究を重ねた、台湾大学付近の滷味店のご紹介です。

台湾大学キャンパス内、「滷冰花養生滷味」:
トッピングがかけ放題!味の調節が難しいですが、漬物やネギなどが取り放題なのが素敵です。店長さんがとても優しく、私が日本人だとわかると、日本についての話題を沢山見つけておしゃべりして下さるので、待ち時間もあっという間。「また来てね~」と言って手を振る店長さんの笑顔を見たらまた来ずにはいられません。

公館夜市付近、「公館卜乘輕食滷味」:
120元の綜合餐(総合セット)は、野菜と練り物系のなかからそれぞれ3種類を選べ、組み合わせによっては30元ほどお得になるのが嬉しいです。既に味付けされているので、待ち時間が少ないのも良いところ。味が浸み込んだ豆腐は格別です。

公館夜市入り口、「家鄉滷味」:
公館夜市で一番人気の滷味屋台。夜市値段で少し値段は高めですが、屋台のレイアウトが素敵で思わず買いたくなってしまいます。

台湾大学正門付近、「成記滷味」(写真3):
宿舎への帰り道にある、優しいご夫婦が営むお店です。すっかりお得意様なので、毎回行くと「また来てくれたのね~」とにっこりして下さいます。じっくりと煮込んだアツアツの滷味はビールのお供に最高✨部屋でひとり音楽を聞きながら、パジャマでゆっくり、ビールと滷味のお味を楽しむのがたまりません。砂肝ならココ!



(写真3: 行きつけの「成記滷味」。残り2か月となった留学中にあと何回行けるだろう…最後までお世話になります。)

いつも豆腐・黒木耳(きくらげ)・甜不辣(天ぷら、と呼ばれる練り物)・筍・キャベツ・砂肝、と決まったものばかり頼んでしまう私ですが、違う食材を食べ比べするのが次の滷味研究課題です。
中国語が全然できなかった先学期に、お店の方に話しかけられるのを怖がって食べなかったのを、今とっても後悔しています。たとえ早口の中国語が分からない日本人に対してでも、一見怖そうで、怒鳴ったりしているように見えても、お店の方はわざわざ買いに来てくれたことをきっと嬉しく思っているはず。
台湾B級グルメの代表、滷味を皆さんもぜひお試しください。



Minami Kanazshi

投稿者について

Minami Kanazshi: 国際教養大学3年生の金指(かなざし)みなみです。 現在、台湾・国立台湾大学で、大学の授業に、中国語の勉強に、台湾人とのご飯会に、現地のダンスサークルでの練習に、毎日盛り沢山な留学生活を送っています。 美味しいものをたくさん食べて、たくさん運動して、あったかい現地の人とたくさん交流して。外見も内面も、“台湾美女“になって帰国するのが密かな目標です。 ゆるゆるほのぼのな台湾での留学生活を共有し、一人でも多くの方を笑顔にしたい、そう願って記事を書かせていただきます。半年間どうぞよろしくお願いします。 ・台湾留学生のFBページ ・台湾留学に関するFBページ ・国際教養大学の留学ブログ