こぼしたタピオカミルクティーの話
台湾といえば“美食”ですが、中でも台湾美食の代表とも言えるのがタピオカミルク・タピオカミルクティーかと思います。日本のタピオカミルク/ティーは小さな一杯400円もくだらない程高い上に、タピオカは固くてまずいことが多い…と良い所無しなのですが、反対に台湾のタピオカミルク/ティーは、安いものでは400~500mlの一杯が35元(約100円)、タピオカは柔らかくて甘くてとっても美味しいです。
種類は黒糖ミルクから王道のミルクティーまで豊富な上、通常の飲料店では自分の好きなお茶に「加珍珠(タピオカ追加してください)。」と頼むと、追加料金5元~10元(約20~30円)でタピオカを入れてもらうことができます。
砂糖と氷の量も自分でカスタマイズ。通常、種類を選んだ後は、「甜度冰塊呢(甘さと氷の量はどうしますか)?」と聞かれます。お店によって多少の違いはありますが、甘さのレベルは「全糖(100%)」→「少糖(75%)」→「半糖(50%)」→「微糖(25%)」→「無糖(0%)」の5段階、氷の量は「正常冰(通常)」→「少冰(少な目)」→「去冰(なし)」の3段階であることが多いです。つまりタピオカミルク/ティーの可能性は無限大なのです。
さて、そんな良い所ばかりのタピオカミルク/ティーですが、蓋が薄く取れやすいのが唯一の欠点。(蓋にストローを突き刺して飲むので、蓋の作りが簡単になっているのは当然なのですが。)先日は授業に遅刻しそうだったため、大急ぎで買ったタピオカ抹茶ミルクティーを鞄につっこみ教室へ。滑り込みセーフできたのは良かったものの、案の定鞄に入れたタピオカミルクティーの蓋が全開になっており、鞄の中は抹茶ミルクとタピオカの海に。鞄と持ち物を洗うのに必死で授業どころではありませんでした。
さらに、先日帰宅途中にタピオカミルクティーを買い、自転車にまたがろうとしたところ、重い荷物とのバランスが取れなくなりまさかの転倒。同時に買ったばかりのタピオカミルクティーも全部道路に流れゆく悲劇が。するとお店に並んでいたほかのお客さんが「你還好嗎(大丈夫ですか)?」とティッシュを差し出してくれたり、姿勢を立て直す間に荷物を持ってくれたり。こぼしたタピオカミルクティーのお陰で台湾人の優しさに触れることができました。けれどもう二度とこんなおっちょこちょいはしたくないものです(笑)
Minami Kanazshi: 国際教養大学3年生の金指(かなざし)みなみです。 現在、台湾・国立台湾大学で、大学の授業に、中国語の勉強に、台湾人とのご飯会に、現地のダンスサークルでの練習に、毎日盛り沢山な留学生活を送っています。 美味しいものをたくさん食べて、たくさん運動して、あったかい現地の人とたくさん交流して。外見も内面も、“台湾美女“になって帰国するのが密かな目標です。 ゆるゆるほのぼのな台湾での留学生活を共有し、一人でも多くの方を笑顔にしたい、そう願って記事を書かせていただきます。半年間どうぞよろしくお願いします。 ・台湾留学生のFBページ ・台湾留学に関するFBページ ・国際教養大学の留学ブログ