じゅういちにんめ 米玥霏(Mi Yuefei)

2016年9月11日 / 11歳ーコドモノキモチ

2000年2月15日生まれ(11歳)
北京市東4環付近の平屋に、鉄(の部品)を売る店を経営する父、商店を経営する母と三人暮らし。
河南省で校長先生だった人がここの子どもたちのためにつくってくれた私設の小学校の5年生。
 
Qすきな科目は?

国語。
 
Qにがてな科目は?

算数。計算がにがて。
もうすぐ期末テストだから復習しないとね。
 
Qもしうんとお金があったら、何がしたい?

おとうさんとおかあさんにいいものを買ってあげたいの。
だっておとうさんもおかあさんもわたしのことをすごく愛してくれてるから。
友だちのおとうさんやおかあさんはすごくきびしい。
でもうちのおかあさんはすごくやさしい。朝とか学校まで自転車に乗せておくってくれるとき、
ああ、ママはわたしのことが好きなんだなあって感じるの。
ほしいものも買ってくれる。え、なにを買ってもらったかって?おかしとか、スケボーとか。
 
なにかプレゼントするとしたら、おとうさんは仏教徒だから仏教のものをなにか。
おかあさんにはお金。おかあさんはわたしを大学に行かせたいと思ってるから、大学の費用が要るのよ。
大学には行きたいけど、何を勉強するかは先のことだからまだわかんない。
 
Qおとなになったら何になりたい?

社長よ。自分の会社をつくってボスになるの。どんな会社でもいい、社長だったら。
自分の店が持ちたいのよ。社長になっていっぱい儲かって、おとうさんとおかあさんにいろんなモノを買ってあげたい。今日もさっきまでお母さんの店を手伝ってたの。お店の手伝いはおもしろいわよ。今日は3、40人くらい接客したわ。
お店でお客さんを相手にするのが好きなのは、きっと生まれつきね。
あ、このシャンプー、試供品だけど、あげる。持ってって!


Reiko Miyake

投稿者について

Reiko Miyake: ノンフィクションライター。 週刊誌で人物ルポやひとと世の中を取材・執筆。 2009年~2014年まで北京。 現在は東京、ときどき北京。 建築家・迫慶一郎氏と所員たちの10年の軌跡を追いかけたノンフィクションを書き下ろし中。 BillionBeats2011年開始の発起人。 BBウェブサイトの編集および、 立体プロジェクトでは日本側のコーディネートを主に担当。